英語学習の基本から応用まで学習したい方向け。
当記事では、挫折しがちな英語学習の情報を入門から上級までまとめました。
今まで学習してきたことを限りなく網羅的にまとめましたので、これから英語を勉強しようと思っている人や現在学習中の人は是非ご覧ください。
記事の信頼性
英語が話せるかどうかがわからない人が公開している勉強法はあまり信頼できないと感じる方が多いと思うので、簡単に僕の自己紹介をしておきます。
名前:古屋州人(フルヤ シュウト)
出身大学:上智大学
学科:英文学科
専攻:英文学(第二言語習得・英日翻訳・イギリス文学)
大学4年でオーストラリアに1年間留学→英語学習に挫折
→1年間の世界一周
→1年間フィリピンでインターン
(今度こそは挫折しないようにするため、大学の第二言語習得の専攻で学んだことを全てまとめ、教授に自分の弱点と科学的に正しい勉強方法をなんども聞きに行き、インターンに臨みました。)
インターンでは、アメリカ人やオーストラリア人などの英語ネイティブと商談を行なっていました。
英語学習はそろそろ7年目になります。
現在は、ネイティブレベルで英語を使えるようになっており、英会話の効率的な勉強法を教える英会話コンサルタントとして活動しています。
さらに詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
勉強法の解説に入るまえに、基礎や初心者がどのレベルのことを言っているのかを定義したいと思います。
基礎:英語なんて聞いたこともない、「This is a pen」くらいしかわからない人
初心者:学校で英語の授業は受けたけど、話すことはほとんどできない人
中級者:時間はかかるけど英語で自分の言いたいことがほとんど言える人
上級者:ほとんど詰まらずに英語を話すことができる人
超上級者:どんな内容も問題なく会話できる、映画を字幕なしで見て理解できる人
ネイティブ:日常、ビジネスなどシチュエーションごとに言葉遣いを変えられる人
ちなみに現在の僕はおそらく、超上級寄りの上級者です。
ボソボソ喋る主人公や法律・医学関係の専門的な映画でなければ字幕なしでほぼ理解できます。
英会話の勉強を始める前の準備
英会話の勉強を始める前に知っておくべきことをまとめました。
今まで勉強してきたけど、一向に英会話が上達する気配がない…というあなたへ。要約すると「英語と日本語は言語的に大きく違うので、1000時間くらい勉強しないと流ちょうに英語が話せるようにはならない」です。
この記事内で紹介していく、効果的な勉強法で学習してみてください。
英会話には5つのステップがあります。それを意識して勉強することで、今までより効率よく学習することができます。日本人が苦手な要素を解説しています。今後の勉強において大切な基礎知識なので、少しややこしい内容ですが簡単に説明しました。

この3記事を読むと英語学習を始める前に必要な基礎知識が身につきます。
ここからは、入門から順に解説していきます。
英会話学習・基礎編:文法と単語の基礎を固める
基礎編の目標
「そもそも英語なんて聞いたこともない・This is a penくらいしかわからない」というレベルから
「だいたい文法はわかった」というレベルになる
*中学レベルの文法・単語はわかってるという人は、基礎編は飛ばしてください。
勉強の割合
基礎編で勉強すべきことは文法の基礎と基礎的な単語です。
ネットにも素晴らしい情報がたくさんあるのですが、必要な情報の全てがまとまっているサイトはほぼないので、このステップでは書籍で全体的に学習するのがいちばん効果的です。

基礎編の目標は、基本的な単語と文法を知ることです。
文法の参考書は、後々わからないところが出たら確認することもできるので、便利です。英語を始めたばかりの人におすすめの文法書・問題集・単語帳をまとめたので参考にしてみてください。
ここで紹介する文法書がなんとなく理解できて、単語帳の7割くらいを覚えられたら初級編に進んでオッケーです。
初級編からは、実際に英語を話したり聞いたりすることが始まります。
英会話学習・初級編:言いたいことが言えるレベルへのステップ
高校まである程度英語を勉強してきた人は、このステップから開始になります。
初級編の目標
時間がかかってもいいから、自分の思ったことを伝えられるようになる
勉強の割合
スピーキング60%、リスニング30%、単語・文法10%くらい
スピーキングに重点をおいて学習します。
オリジナルの単語帳を作ると効率がいいので、パソコンがあるとかなり便利です。
英会話初心者がやるべき勉強法を全てまとめました。
これを読んで実践すれば、全く話せない状態から、自分の言いたいことが言えるレベルに到達します。
英語の勉強をする上で、パソコンはほぼ必須です。パソコンがあることで、学習以外の無駄な時間を大幅に削ることができます。この記事では、「英語学習でのパソコンの有効に使う方法」と「英語学習におすすめのパソコン」について書いています。
初級・中級・上級に共通な勉強方法
初級編から上級編まで共通の勉強方法を紹介します。
音声知覚(英語の音を認識する能力)と文章化(頭に浮かべたイメージを即座に英語にする能力)が日本人の弱点なので、この2つの強化方法を紹介しています。
リスニングの勉強法


1.2倍〜1.5倍速の音声を聞くトレーニングで、速聴と呼んでいます。
次から次に音声が流れてくるので、頭の中で日本語に翻訳して英語を理解する癖が改善されます。
音声知覚(英語の音を認識する能力)をあげるのに一番効果的なトレーニングです。ネイティブの発音に少し遅れて発音していく練習です。
シャドーイングには5つのステップがあるので、レベルにあったトレーニングをする必要があります。
スピーキングの勉強法
文章化(頭に浮かべたイメージを即座に英語にする能力)を上げるのに最も効果的なトレーニングです。瞬間英作文の際には、5つの注意点があるのでこの記事を参考にしてみてください。

瞬間英作文の応用トレーニングです。
自分で内容を考えて独り言を言うので、実際の英会話とほとんど同じです。
ただただ独り言を言うのは難しいので、話す内容を固定してトレーニングします。
英会話学習・中級編:英語で不自由なくコミュニケーションが取れるレベルへのステップ
中級編の目標
ネイティブの言っていることがわかるようになるステップなので、リスニングと単語力に重点をおいて学習します。
このステップで一番大切なことは飽きずに続けることです。
上級までの壁が厚いので諦めてしまいそうになりますが、毎日少しずつでいいので勉強してみてください。
3ヶ月〜半年で変化が見えてきます。
勉強の割合
リスニングと単語に75% スピーキングに25%程度
リスニングと単語の学習時間ですが、苦手な方を比率多めで学習します。
勉強方法
勉強方法は初級編とあまり変わりません。
初級編より難易度を上げて、海外ドラマやTEDなどを使ってリスニング&単語力を強化していきます。

ここからは飽きずに勉強を続けることが一番大切です。このレベルに来ると少しづつしか英語力は伸びませんが、やり続ければ必ず結果が出ます。
リスニングを飽きずに続けるには、海外ドラマを使うのがベストな方法です。

TEDを使った勉強法を紹介しています。
海外ドラマだけだと、単語の語彙がかたよるので、科学的な内容の多いTEDを使ってリスニング学習をするとバランスが取れます。

ディズニー映画が初心者におすすめと言われていますが、個人的にはけっこう難しいと思うので、初心者にもおすすめできる映画を紹介しています。ジブリ映画の英語版や「君の名は」の英語版などが初心者にぴったりの教材です。

ディズニー映画は中級者以上におすすめの教材です。その中でも映画ごとに英語の難易度がかなり違うので、難易度別にまとめました。
初心者向けのものも2本ほどあります。
可能であれば、初級編が終わった後に、スピーキング学習のために留学に行ってみることをおすすめします。
おすすめの学校は、下のコラム記事にまとめました。
英会話学習・上級編:海外でネイティブと対等に働けるレベルへのステップ
上級編の目標
海外でネイティブと対等に働けるレベル
勉強の割合
この段階になるとスピーキング、リスニング、単語の中でどれが弱点なのか自分でわかってきます。
弱点を克服するための勉強をしましょう。
勉強方法
勉強方法は、初級編中級編と同じです。
弱点を克服するための勉強方法を選んでください。

上級になったら、英語の発音の違いを知っておきたいです。
英語の発音はアメリカ英語とイギリス英語に大きく分かれます。
僕たちが普段見ているドラマや映画はアメリカ英語のものが多いので、イギリス英語にも慣れておく必要があります。

ニュースで使われる単語はなかなか難しいので、上級者向けの教材です。
海外ドラマや映画ばかりで勉強すると、覚えている単語がかたよってくるので、ニュースで学習するとバランスが取れます。
英語学習コラム記事

低価格でコスパよく留学するなら確実にセブ島留学です。
僕も以前1年間ほどインターンとしてセブ島で働いていました。
その時に得た知識を元に、セブ島留学を検討している人向けに、学校の選び方の基準、留学時期、おすすめの学校をまとめました。
僕が思う、英語学習をする上で最も効率のいい方法「英会話コンサルタント」についてまとめました。1、2ヶ月で正しい英会話の勉強方法を学んで、そのあとに自習でどんどん上達するというのが理想的な英語学習の形です。