
独学で英会話ができるようになりたい人
「独学で英会話ができるようになりたいけど、自分にできるのかなぁ…。独学は無理って言っている人もいるけど、どうなんだろうか?詳しい人に聞きたい!」
こんな疑問に答えます。
自社の利益を守るために、英会話関係者が絶対に語らない内容も話していきます。
・独学でも英会話ができるようになる理由を説明
・正しい独学の方法を解説
・話せるようになるまで、どのくらいの時間が必要か紹介
記事の信頼性
この記事を書いている僕は、英語勉強歴7年ほど。
大学では、第二言語習得(効率のいい英語の習得方法を学ぶ学問)と英文学を専攻していました。
現在は、ネイティブに近いレベルで英語が話せるようになっています。
また、最短で英会話ができるようになる方法を教える、英会話コンサルタントとして活動しています。
今回は、独学で英会話ができるようになる方法について解説します。
結論から言うと「正しい方法で学習すれば、独学でも英会話はできるようになる」です。
この記事でいう初心者は、中学・高校である程度英語を学んできた人のことです。
中学校の文法と単語に自信がない場合は、まず基礎固めをする必要があるので、【英語初心者向け】基礎固めにおすすめの本・教材【文法書と単語帳】を参考にしてください。
初心者が独学で英会話ができるようになる理由
実は、正しい方法を知っていれば、英会話ができるようになるために最も効率のいい方法は、独学です。
初心者が目指すべき姿
英会話初心者が目指すべきなのは、「自分の言いたいことを言えて、相手の言っていることを理解できる」という形です。
これは、相手がいなくても十分練習できる内容です。
会話相手がいなくても自分の言いたいことは言えますし、会話相手がいなくてもリスニング教材でリスニングを強化できます。
つまり、言いたいことが言えるようになる(初心者を卒業する)レベルまでは、英会話に行かなくても独学で達成できるということです。
自習の方が英会話教室や無料英会話よりも効果が高い
実は、初心者のうちは、英会話をするよりも自習の方が効果が高いです。
英会話業界の人は、自分たちの利益が減るので絶対に言いませんが、これは事実です。
正確な比較はできませんが、僕が「英語が話せるようになるまでの時間」と「スペイン語が話せるようになる時間」を比べてみます。
大学2年間・週に3時間のスピーキングクラス→言いたいことはなんとか言える
留学して3ヶ月(自習なし)→言いたいことは言える
半年間・一番効率の良い方法で毎日1時間ほどの自習→言いたいことは言える
このように、僕の場合は、自習した方が早く語学の習得ができたことになります。
英会話が試合だとすれば、自習は練習です。
どんなスポーツでも、試合に出る前に練習で基礎を固めた方が効率がいいように、英語も英会話をする前に自習をした方が効率がいいです。
自分のレベルを知るために英会話(試合)をすることはありです。
ですが、残念ながら、週に1、2回ほど英会話教室に通うだけでは英会話ができるようになるまでに10年以上かかります…
逆に、中・上級者は会話することが必要なので、英会話教室やオンライン英会話がとても役に立ちます。
ただし、自習はモチベーションの維持が大変
自習の問題点は、モチベーションを保つのが難しい点です。
やればできるようになるというのはわかっていいても、なかなか成長が感じられないので、やる気を失いがちです。
強制的には勉強しなければいけないようにするか、毎日の習慣にするしかないです。
・留学
・周りに宣言して、やらないと恥ずかしい状態にする
・外国人の恋人ができる
英語学習を継続する方法を英語学習を継続する7つのコツ【これを守れば100%継続できます】にまとめたので、参考にしてください。
初心者が独学で英会話を身につける最短の方法
独学の場合は、「最も効率的な方法を、自分に合った参考書で、短期集中でやる」というのが一番良い方法です。
最も効率的な勉強方法で学習すること
英会話の場合、正しい勉強方法が最も大切で、これを知らないと大抵の場合は独学に失敗します。
独学で一番難しいのが、勉強方法・使っている教材が正しいのかを確認することです。
例えば、「聞き流せば英語がわかるようになる」教材を選んでしまったら絶対に英語が話せるようにはなりません。
初心者にとって、正しい勉強法が100だとしたら、聞き流しには1の効果しかないので、100倍の勉強量が必要です。
たまに、「自分流の方法で独学に成功した」という人もいますが、これは「正しい方法で勉強した」または「凄まじく意志の強い人」のどちらかです。
僕を含め、ほとんどの人間は意志が弱いので、最短ルートを行かないと途中で心が折れます。
実際に僕は英語学習で一度心が折れたことがあります…
正しい勉強方法・教材の選び方は英語学習の完全マップ【基礎・初級・中級・上級で解説】にまとめたので参考にしてください。
短期集中でやること
英会話は短期集中でやった方が効率がいいです。
理想は2ヶ月、長くても半年を目標にすると良いです。
英語学習は覚えた内容の点と点を結んでいく作業なので、前に覚えたことを忘れないうちに、できるだけ短い期間でやりきることが大切です。
僕は、学習プランの相談を受けた際には、「1日3時間を2、3ヶ月」をおすすめしています。
自分に合った教材の探し方
レベルや弱点によってやるべきことが違うので、どの参考書がいいか決めることはできないです。
まずは、英語の勉強法を科学的に解説【音声知覚・意味理解・概念化・文章化・発音】を読んで自分の弱点を知り、その上で今のレベルに合った教材を選んでみてください。
初心者が英会話できるようになるまでの時間(目安)
意思疎通ができるレベルまでは、最短で2ヶ月で到達できます。
意思疎通ができるレベル:2ヶ月間・3時間やれば可能
高校まである程度英語を勉強してきた人に関しては、スピーキングとリスニングの練習に特化すれば2ヶ月で英語を話すことができるようになります。
詳しい勉強方法は、英語学習の完全マップ【基礎・初級・中級・上級で解説】を参考にしてください。
大手の英会話コンサルティングサービスでは、基本的に2ヶ月程度の期間で大幅に英語力を上げることを目標にしています。
このことからも、2ヶ月で話すことができるようになるということがわかります。
不自由なく話せるようになるレベル:1000時間は必要
言いたいことを考えることなく話せるようになるためには、1000時間ほどの勉強時間が必要です。
ここにたどり着く前に英語学習をやめてしまう人が多いのがすごく残念です。
スポーツとは違い、英語は何歳になっても絶対に話せるようになるので、諦めずに正しい方法で勉強を続ければ必ず流暢に話せるようになります。
まとめ:独学でも英会話はできるようになる
・初心者のうちは相手がいなくても練習できる
・実は、初心者には英会話よりも独学の方が効率がいい
ただし、自習はモチベーションの維持が大変
・正しい勉強方法で
・自分に合った教材を選んで
・短期集中で
・意思疎通できる→最短2ヶ月
・不自由なく話せるようになる→最短1000時間
「独学では、勉強方法や教材選びが不安…」という場合には、勉強法の指導からモチベーションアップまでしてくれる英会話コンサルティングがあります。
詳しくは、英語コンサルタント・コーチング式スクールとは?システムと学校一覧を参考にしてください。