
ifの使い方に悩んでいる人
「英語のifって色々な使い方があって、どんな時にどう使ったらいいのかわからない…仮定法過去完了とか直接法とか文法用語の意味がわからないから、もっと簡単に説明してほしい!」
こんな疑問に答えます。
・ifの使い方を5つに分けて紹介
・使えるようになりたい「if」とそうでない「if」を分類
記事の信頼性
この記事を書いている僕は、英語勉強歴7年ほど。
大学では、第二言語習得(効率のいい英語の習得方法を学ぶ学問)と英文学を専攻していました。
現在は、ネイティブレベルで英語を使えるようになっており、英会話の効率的な勉強法を教える英会話コンサルタントとして活動しています。
今回は、「if」の使い方について解説します。
結論から言うと「使えるようにしたいのは3つだけで、後の2つは使えなくてOK」です。
ifの使い方
ifの使い方は大きく分けて5つあります。
文法書を読むと、「直説法のif」とか「仮定法のif」とか「仮定法過去完了のif」だとか解説されていますが、難しい文法用語を覚える必要はありません。
どんな時に使うかだけ覚えておけばOKです。
それでは、1つ1つ順に紹介していきます。
「もし~なら」のif
これは中学校で習うので、覚えている人が多いかと思います。
(もし時間があったら、テニスをしましょう)
(もし次にここに来れたら、あなたと結婚するよ)
このように「if」を使うと「もし~だったら~」という意味を表すことができます。
「(あり得ないけど)もし~なら」のif
実は、もう1つifを使った「もし~なら」という文法があります。
いわゆる仮定法と呼ばれているものです。
1つ目との違いは、文頭に「実現することはありえないけど」という意味が勝手に追加されることです。
日本語では同じ訳し方になるのに英語では違った意味になることが、多くの人が「if」で混乱してしまう原因です。
実際に例を挙げてしまった方がわかりやすいかと思います。
「(現実にはあり得ないけど)もし私があなただったら、彼とは結婚しないわ」
「(現実にはあり得ないけど)もし十分なお金があったら私は働きません。」
このように、現実にはあり得ない話をするときはこちらの「if」の文法を使います。
気づいている方もいるかと思いますが、こちらの文法の場合には、ifの後を過去形にします。
過去形が入ったりifが入ったりと複雑なので、はじめのうちはこの文法は使いにくいです。
まずは1つ目の普通のifの文法で全部言っていれば意味は伝わるのでOKです。
後々、2つ目の「実際にはあり得ないけど」のifも使えるようになっていけると最高です。
「もし~だろうとも」のeven if
「even if」を使うと「もし~だろうと~」という条件を表現することができます。
(たとえ今負けても、私たちはいずれ成功するだろう)
(もしそのTシャツが無料だったとしても、私は着ない。)
これは他の表現ができないので、実際に使えるようになるべきifの使い方です。
「~かどうか」のif
ifを使って「~かどうか」という意味を伝えることもできます。
(彼女が来るのか来ないのか、私にはわからない)
(彼がこのケーキを好きかどうか私にはわからないわ)
例1のように「if ~ or not」という形になることも多いです。
このifの使い方は他の表現で言いかえることができないので、必ず使えるようにしたいです。
これ以外のif
実は、ここで紹介した以外にもifの使い方があります。
「~だったら~だっただろう」という表現ができ、仮定法過去完了と呼ばれています。
(もし君が助けてくれていなかったら死んでいただろう)
この文法は難しいので、リスニング用に覚えておくだけで、実際には使う必要はないです。
実際に、僕は7年間英語を勉強してきましたが、最近になってやっとこの文法を実践で使えるようになってきたところです。
まとめ
・「もし〜なら〜」のif*
・「~かどうか」のif*
・「もし~だろうとも」のeven if*
・「(あり得ないけど)もし~なら〜」のif
・これ以外のif