
関係代名詞が使いこなせない人
「関係代名詞を使いたいけど、難しすぎる…。そもそも関係代名詞を使わないとできない表現ってあるのかなぁ。え、関係代名詞はスピーキングには使わなくてもいいけどリスニングには必須なの?どう言うことかわからないから、詳しい人に聞きたい!」
こんな疑問に答えます。
・関係代名詞を使うべきスピーキングのレベル
・リスニングには関係代名詞の理解が必須
・関係代名詞が理解しにくい理由と解決策
記事の信頼性
この記事を書いている僕は、英語勉強歴7年ほど。
大学では、第二言語習得(効率のいい英語の習得方法を学ぶ学問)と英文学を専攻していました。
現在は、ネイティブレベルで英語を使えるようになっており、英会話の効率的な勉強法を教える英会話コンサルタントとして活動しています。
今回は、関係代名詞の使い方について解説します。
結論から言うと「スピーキングで使えるようにするのは中級者から、ただしリスニングでは初級者から理解する必要がある」です。
関係代名詞が必要なスピーキングのレベル
関係代名詞をスピーキングで使うべきなのは、ある程度英語で言いたいことが言えるようになってからです。
英語レベルに合わせた話し方を
英会話の上達には3つのステップがあります。
第2ステップ:短すぎる英文同士をうまくつなぐ
第3ステップ:長すぎる言い回しを短くする
多くの英会話教室で、通っても英語が話せるようにならないのは、ステップ1からステップ3までを分けずに行うからです。
これは、2km走れないのに、いきなりフルマラソン42kmの練習ばかりやっているようなものです。
関係代名詞をスピーキング中に使うのは想像以上に難しいです。
使うのは「ステップ1が終わってから」もしくは「ステップ1が終わりそうな時から」で十分です。
関係代名詞を使わなくても同じ内容を言える
実は、関係代名詞を使わなくても同じ内容を言うことができます。
1つ例を紹介します。
(彼は花をくれた女性を知っていました。)
whoが関係代名詞です。
(彼女が彼に花をあげました。彼は彼女を知っていました。)
結論
つまり、初めのうちは関係代名詞は使わなくても同じ内容を言うことができるので、使う必要はありません。
ある程度英語で話すことができるようになってきて、より英語らしい話し方にしたいと思った時に関係代名詞を使い始めるべきです。
関係代名詞が必要なリスニングのレベル
スピーキングにおいては使わなくてもOKですが、リスニングで意味を理解するためには初心者であっても避けられない文法です。
詳しい解説は色々なサイトや文法書で丁寧にされています。
このサイトがわかりやすいかと思います。
おすすめの文法書に関しては、【英語初心者向け】基礎固めにおすすめの本・教材【文法書と単語帳】にまとめました。
今まで文法学習に挫折してきた人や、感覚的に文法を覚えたい人には「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」がおすすめです。
文法を図解して解説してくれるので、勉強している感じが薄れます。

この記事では詳しい関係代名詞の使い方は説明しませんが、「なぜ関係代名詞が使いにくい聞き取りにくいのか」を説明していきます。
原因がわかると対策がしやすくなります。
なぜ関係代名詞が使われた文章が理解できないのか?
関係代名詞が苦手なのは、英語と日本語の語順の違いが主な原因です。
日本語:メインの名詞が後に来る
例
日本語:サッカーが好きな「男」
かっこで囲んだ部分がメインの名詞です。
メインの名詞は、英語では最初に、日本語では最後に来ているのがわかるかと思います。
関係代名詞を使うと必ずこの形になるのですが、この語順になれていないので、一瞬混乱することになります。
これは、日本語で言われても同じです。
「昨日来たのよ、うちに、あの男、サッカー好きの」
と日本語で言われたら、一瞬混乱するかと思います。
結論
関係代名詞に慣れるためには、英語の語順に慣れる必要がある
逆に、関係代名詞を使うことで英語の語順に慣れるのもあり
まとめ
第1ステップ:とにかく簡単な文法を並べて英語で言いたいことを言う
第2ステップ:短すぎる英文同士をうまくつなぐ*
第3ステップ:長すぎる言い回しを短くする*
関係代名詞を使うのは*マークのステップから
・リスニングにおいては初級者から必要
・英語と日本語の語順が違うから