
海外ドラマを使ってスピーキングの練習をしたい人
「海外ドラマってリスニングの勉強にはなるけど、スピーキングの勉強に使うことってできないかなぁ。どうせなら、スピーキングもドラマを使って楽しくやりたい。詳しい人に話を聞きたい!」
こんな疑問に答えます。
・ドラマでスピーキング練習をする時の注意点
・ドラマでスピーキング練習をする方法を3STEPで解説
記事の信頼性
この記事を書いている僕は、英語勉強歴7年ほど。
大学では、第二言語習得(効率のいい英語の習得方法を学ぶ学問)と英文学を専攻していました。
現在は、現在は、ネイティブレベルで英語を使えるようになっており、英会話の効率的な勉強法を教える英会話コンサルタントとして活動しています。
今回は、海外ドラマを使ったスピーキング練習について解説します。
結論から言うと「フレーズを覚えるのではなく、感情を入れて瞬間英作文をする。」です。
ドラマでスピーキング練習をする時の注意点
「フレーズを覚えないこと」と「使える表現を覚える」の2点が大切です。
スピーキングの自習は「瞬間英作文」と「独り言」が王道なので、フレーズ暗記は効果薄です。
参考:【完全版】英語のスピーキング勉強法を徹底解説:初級から上級に対応
海外ドラマにはかっこいいフレーズが出てくるので、ついついフレーズをそのまま覚えようとしてしますがちです。
しかし、フレーズを覚えるだけだとリスニング用で聞き取れるフレーズにはなりますが、スピーキングで使うことはできません。
ここから、詳しく説明していきます。
ドラマでスピーキング練習をする方法
ドラマを使ったスピーキング練習には3つのステップがあります。
・単語帳に登録
・瞬間英作文
スピーキングで使いたいフレーズを探す
まずは、ドラマを見ながら、自分が日常生活で使えそうなフレーズを探します。
ここで探したいのは、「あー、これそうやって言えばいいのか!」というフレーズです。
主人公のイカした決め台詞でもいいですが、日常生活で自分が使えると思うフレーズの方が使い勝手がいいです。
良い例
シチュエーション:危険なミッションに行くために車に乗ったら、恋人も隠れて乗っていた
セリフ:「You are not suppposed to be here」
(君はここにいるはずじゃない)
(意訳:ここにいちゃダメだ)
「not supposed to do」は「誰かが何かをするべきではない」というシチュエーションの時にいつでも使うことができ、かなり便利です。
よくない例
シチュエーション:何かを強制的にやらせたい
セリフ:「I’m going to make him an offer he can’t refuse.」
(嫌だと言えないオファーをする)
映画ゴッドファーザーの名セリフですが、実生活で使えるシーンはほぼないです。
(映画好きの外国人にジョークとして使えるくらいです。)
単語帳に登録
使えるフレーズを見つけたら、それを単語帳に登録します。
瞬間英作文の課題として使いたいので、表面を日本語、裏面を英語にして登録します。
単語帳の作成にパソコンを使うと、スクリーンショットを撮って画像を貼り付けることができるので、よりクオリティの高い課題を作れます。
例えば、こんな感じで単語帳に登録していきます。
僕も使っていますが、Ankiという単語アプリが一番おすすめです。
PC版は無料で使うことができます。
詳しい使い方がわからない場合は、最強単語アプリAnkiの使い方【iPhoneでも使えます】を参考にしてください。
スピーキングで使う
単語帳に登録したら、あとはひたすら瞬間英作文の練習をするのみです。
この際、ただフレーズを覚えて言えるようにするのはあまり効果がありません。
そうではなく、場面を思い出して、登場人物の気持ちになってセリフを言うことが大切です。
その時の感情まで思い出してください。
・日本語を読む
・シーンを思い出す
・シーンの前の状況を思い出す
・セリフを言うキャラに感情移入
・感情を入れて瞬間英作文
一番大切なのが、感情を入れることです。
英語の単語やフレーズは感情と深く結びついています。
感情を入れて瞬間英作文をすることで、自分が同じような感情を持った時に瞬間的にフレーズが出てくるようになります。
瞬間英作文のやり方に関しては、瞬間英作文のおすすめアプリ&教材【正しいやり方と効果も解説】にまとめました。
まとめ
・使いたいフレーズを探す
・単語帳に登録
・瞬間英作文
・日本語を読む
・シーンを思い出す
・シーンの前の状況まで思い出す
・セリフを言うキャラに感情移入
・感情を入れて瞬間英作文