
車で通勤中に英語の勉強をしたいと思っている人
「車で通勤する時間が結構あるから、英語の勉強でもしようかなぁ。運転中にもできる勉強方法ってあるのかなぁ?そもそもどんな勉強をすればいいんだろう?」
こんな疑問に答えます。
・日本人の通勤時間について説明
・車で通勤中に英語の勉強をするコツを解説
・車を運転している時でも使える英語の教材を紹介
記事の信頼性
この記事を書いている僕は、英語勉強歴7年ほど
大学では、第二言語習得(効率のいい英語の習得方法を学ぶ学問)と英文学を専攻していました。
現在は、ネイティブに近いレベルで英語を話せるようになっています。
今回は、車で通勤中に英語を勉強する方法を解説します。
結論から言うと「車を運転中の英語学習は、瞬間英作文でスピーキング力を鍛えるのがおすすめ」です。
車で通勤中に英語を勉強するメリット
「毎日決まった時間に長時間勉強できる」ので、通勤・通学中は勉強を継続するのに最高の時間帯です。
日本人の通勤・通学時間
NHK文化研究所の研究によると、日本人の通勤時間は往復の平均で1時間20分です。
この数字は人によると思いますが、往復で1時間以上ある人が多いのではないでしょうか。
250日間の通勤・通学をしていると考えると、1時間20分×250=約333時間
正しい方法で英語を300時間勉強すれば、確実にコミュニケーションを取れるレベルの英語が身につきます。
通勤中は英語学習にベストな時間帯
英語学習を継続する7つのコツ【これを守れば100%継続できます】で詳しく解説していますが、何かを継続するのに大切なのは「決まった時間に決まったことをやること」と「考えることなく習慣として行うこと」です。
「同じ時間に同じことをやる」を3ヶ月間ほど継続していると、意識せずに行える習慣になってきます。
こう考えると、車を運転中、特に朝と夜に職場と家を往復する時間は、英語を勉強するのに絶好の時間帯です。
さらに、車の中では声を出すことができるので、電車通勤よりも理想的な環境です。
車通勤中の理想的な勉強スケジュール
車通勤中は、リスニングよりもスピーキングの練習に時間を使うことをおすすめします。
また、確実に上達したいなら1日に2時間の勉強時間を確保しておきたいです。
1日2時間の勉強が必要な理由
短期集中で勉強する方が英語を覚える効率がいいです。
つまり、同じ180時間の勉強であっても、「1日1時間を6ヶ月」よりも、「1日2時間を3ヶ月」の方が覚えられる量が多いです。
通勤中はスピーキング中心にすべき
往復で1時間20分の通勤時間(日本人の平均通勤時間)があるとすると、60分をスピーキング、20分をリスニングくらいの割合がおすすめです。
なぜなら、日本人は圧倒的に話すことに慣れていないからです。
実は英語の80%は中学レベルの単語と文法で話すことができるので、トレーニングさえすればほとんど全員が英語を話せるようになります。
なので、ある程度話せるようになるまでは、とにかく瞬間英作文で話すことに慣れることが大切です。
全部スピーキングでもいいくらいですが、80分間続けて集中してスピーキングやり続けるのは難しいです。
「20分スピーキング・10分リスニング」というように交互にやっていくのがおすすめです。
スピーキング練習は「瞬間英作文」「独り言」が最強
スピーキングというと、英会話教室やオンライン英会話でしか練習できないと思っている方が多いですが、実は一人で練習する方が効率がいい場合がほとんどです。
効果が高い方法は、「瞬間英作文」と「独り言」です。
英語で独り言を言い続けるトレーニングは、無料で始めることができます。
お題がないと難しいので、こんな感じで事前に何個かお題を決めておくといいかと思います。
独り言と、瞬間英作文についてはこちらに詳しくまとめました。
英語のスピーキングには独り言【これさえできれば英語は話せます】
瞬間英作文のおすすめアプリ&教材【正しいやり方と効果も解説】
車通勤中に勉強できるアプリ・書籍の紹介
「テキストがいらないリスニング」と「どんどん話すための瞬間英作文」が車通勤中におすすめです。
声が出せるという環境を生かしていきましょう。
どんどん話すための瞬間英作文
瞬間英作文は英会話以上にスピーキングに効果がある勉強方法です。
この教材にはCDがついているので、車を運転中にも勉強することができます。
初心者~中級者向けの教材なので、ある程度英語が話せるという人は瞬間英作文のおすすめアプリ&教材【正しいやり方と効果も解説】を参考にしてください。
テキストがいらないリスニング
通勤中のリスニングに適しているのは、オーディオブックと洋楽です。
通勤中はテキストを使ってリスニングをすることができません。
そのため、音声で聞いても理解できるものを使うことが好ましいです。
色々な難易度の音声があり、楽しく勉強できるのが、オーディオブックです。
StorynoryとLoyal Bookという2つの有名なサイトから音声を無料でダウンロードできるので、スピーキングの合間に休憩として聞いてください。
自分の好きな洋楽を聞くのもありです。
その場合、事前に歌詞を覚えてしまうと、より効率のいいリスニングの勉強になります。
家でのリスニング学習
リスニング力アップに一番効果がある勉強方法は「シャドーイング」です。
シャドーイングはテキストを見る必要があるので、通勤中にはやることができません…
シャドーイングの効果と正しいやり方【英会話上達に必須の勉強】で詳しいやり方を解説しています。
シャドーイングの教材には、スタディサプリ ENGLISHがおすすめです。
ゲーム感覚で、楽しみながら英語を勉強でき、リスニング教材としてのクオリティもかなり高いです。
詳しくは【実際に使った感想】スタディサプリEnglishの評判・効果を参考にしてください。
*勉強する前に必要なこと
通勤中に勉強したいほどのモチベーションがあるということは、「有限な時間を無駄にせず勉強したい」という気持ちがあるかと思います。
英会話初心者の最も効率がいい勉強法を解説【中級者へのステップ】で解説していますが、英語学習で一番大切なのは「英語の勉強をする前に自分の弱点を詳しく知ること」です。
ただし、自分の弱点を自分で見つけるのはかなり難しく、多くの人が自分の弱点を勘違いして、効果の薄い学習方法を選んでしまっています。
自分の英語の弱点を知る一番簡単な方法は、PROGRITのような英語パーソナルトレーニングの無料カウンセリングを受けることです。
PROGRITの無料カウンセリングでは、自分の英語の弱点を細かく分析してくれます。
(僕も受けましたが、見事に文法力と単語力の弱点を指摘されました。)
その後のサービスを受ける受けないは関係なく、現状の英語力を測るためにもぜひ受けてみてほしいです。
まとめると、独学で英語力をあげるのに、(僕の経験上)一番効率的な手順は以下の通りです。
1.PROGRITの無料カウンセリングで弱点を正確に知る
2.独り言と瞬間英作文でスピーキングを徹底強化
3.スタディサプリ ENGLISHでリスニング学習
まとめ:車通勤の時間を英語の勉強に!
年間の通勤時間は平均で333時間
車で通勤中には、スピーキングを中心に勉強していくのがおすすめ
・決まったタイミングで勉強
・考えることなく習慣で行う
つまり、通勤中は勉強するのに最適なタイミング
・どんどん話せるようになる瞬間英作文
・オーディオブックor洋楽
・自分の弱点を正確に知ること
1年間で300時間以上もある通勤時間、効率よく使って英会話ができるようにしてしまいましょう!