
就活をしている留学生
「留学をしてきたから、就活でアピールしよう
英語力と留学経験をアピールすればいいのかな
え、実は留学生は英語力と留学経験をアピールしない方がいいの!?」
こんな疑問に答えます。
・留学生が就活で英語力をアピールすべきではない理由
・留学生が就活でアピールすべきこと
・留学生が海外にいながら就活をする方法
僕はオーストラリアに1年間留学をして、その後日本で就活をしました。
就活中に「留学生は留学経験や英語力をアピールしない方がいい」と学んだので、シェアしたいと思います。
先日、こんなツイートをしました。
https://twitter.com/shutofuruya/status/1231132062255472640
⚠️《英語を生かした仕事》は給料が上がらない⚠️
英語で勝負する場合の対戦相手=バイリンガル
留学で学んだ英語では100%勝てない
英語以外のスキルを身につけて
そのスキルに英語を掛け合わせた方が圧倒的に強い‼️
この記事では、「留学経験者の就活」について解説します。
ここで書く内容を意識して就活をしたら、自分が狙った企業4社のうち4社の内定を取れたので、就活中の留学経験者に参考になるかと思います。
留学経験者は就活で英語力をアピールしない方がいい
留学経験者は「英語力」や「留学経験」そのもの以外をアピールすると、就活がうまくいきます。
英語力や留学経験をアピールしない方がいい理由は2点です。
- 就活市場で留学経験は特別ではないから
- 留学生の英語力は大したことないから
就活市場で留学経験は特別ではない
留学に行っていた学生は、就活市場では特別な存在ではありません。
文部科学省のデータにも出ていますが、日本人の留学人口は年々増加しています。
そんなにすごい学生ばかりではなかったですよね?
極論ですが、留学はお金さえ払えば誰でもできるので、「留学という経験自体」は特別なものではないです。
なので、「留学に行った自分はすごい」という気持ちが少しでもあるなら、これは捨てた方がいいです。
それよりも、「留学中に何をして何を学んだか」をアピールすることが大切です。
留学生が英語力をアピールすることの問題点
留学生が英語力をアピールしても、企業にはあまり響きません。
なぜなら、英語が話せる人材が欲しいなら、留学生よりもバイリンガルを採用すればいいからです。
ですが、「留学したことがすごいと思っている会社」や「英語が話せることがすごいと思っている会社」って、ちょっと微妙じゃないですか?
せっかく留学していろいろな経験をしたのであれば、もっと考え方が進んでいる企業の方が向いていると思います。
では、留学生は就活で何をアピールするべきか?
留学生は、英語力ではなく、留学中に学んだ人間性をアピールすべきです。
例えば、僕がアピールしたのは以下の5つです。
- 自発的に成長する姿勢
- 失敗から学ぶ姿勢
- 柔軟性
- 協調性
- 積極性
これを人事担当者の質問に合わせて答えていました。
就活で留学について聞かれる質問の本当の意味
面接で留学についての質問はこんな感じです。
- なぜ留学に行ったのか?
- どうやって英語を学習したのか?
- 苦労したことは?
- どんなことを学んだか?
- どんな失敗があったか?
それぞれ人事担当者の意図を読み取って回答するのが就活をうまく進めるポイントです。
例えば以下の感じです。
なぜ留学に行ったのか?
「自発的に成長する姿勢」があるか聞かれている
どうやって英語を学習したのか?
計画性や柔軟性があるか聞かれている
苦労したことは?
柔軟性があるか聞かれている
もしくは、「自発的に成長する姿勢」「試練から逃げない姿勢」があるかを聞かれている
どんな失敗があったか?
「失敗から学ぶ姿勢」があるか聞かれている
僕は、いくつかエピソードを用意しておいて、人事担当者の質問の意図に合ったものを話す感じで対応していました。
個人的な思い:就活に臨む気持ち
ちょっとだけ、就活について思うことがあるので、シェアします。
就活は「自分がフィットする企業を探すこと」だと僕は考えています。
自分を企業に合わせに行くのではなく、自分にあう企業を探す感覚です。
*人事担当者って何100人と面接しているので、嘘ついてるとたぶんバレます。。。
自分を偽って入社しても後々辛いですし、成長もしづらいです。
留学で学んだことは本当に英語力?
ここまで読んでいただいた方には、今一度自分が留学で学んだことを思い出して欲しいです。
おそらく一番大きな学びは英語力ではないですよね?
英語力よりも
・英語が話せなくて悔しい気持ちを味わったこと
・異常な量の宿題を何とかこなしたこと
こういったことから、生きる姿勢を学んだことが多いのではないでしょうか?
それが就活でアピールすべきポイントです。
留学生が海外にいながら就活をする方法
ここからは、海外にいながら就活を進める方法を紹介していきます。
実際に、僕は以下の3つのサイトを使って、海外にいながら就活を進めていました。
この3つを使ったおかげで、かなり就活が進んだので、日本に帰国してから3週間ほどで就活を終えることができました。
キャリアチケット
「キャリアチケット」は就活・転職の大手、レバレジーズが運営している、新卒向けの就活サポートサービスです。
また、自分にあった就活先を紹介してくれるので、数1000以上もある会社を全て調べる必要もなくなります。
就活の進め方、企業の選び方、ESの書き方、面接の受け方など、基本から指導してくれるので、めちゃくちゃ参考になりました。
Offer Box
「Offer Box」は逆オファー型の就活サイトです。
僕は最終的に、このサイト経由でオファーをいただいた企業に入社しました。
自分の詳しいプロフィールや、やりたい仕事内容を登録していると、企業側からオファーが届きます。
なので、ESを1社1社書く必要がなくなります。
ちゃんとプロフィールを書いていれば1週間に3件くらいオファーがあります。
Wantedly
「Wantedly」はベンチャー企業に入りたい人は必須で使うべきサイトです。
自分の興味がある職種を検索して、会社の様子を知ることができます。
また、Wantedlyから直接会社に応募することもできます。
留学中の就活でその他にしたこと
その他にも、企業の面接をオンラインで受けていました。
僕は就活開始当初は外資系コンサルにいきたかったので、アクセンチュアやボスコン、マッキンゼーなどのオンライン面接を受けていました。
今の時代、オンライン面接に対応してくれる企業が多いので、どんどん受けてみるといいと思います。
まとめ
この記事では、留学経験者の就活についてまとめました。
留学をした後は、「留学した自分すごい」「英語話せる自分すごい」と思ってしまいがちですが、実際はそんなことはないです。
英語力や留学経験は特別なものではないですが、留学で学んだ経験は他では得られることのない特別なものです。
就活ではぜひ、留学から学んだことをアピールしてみてください。